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2018.08.15更新

こんにちは。歯科医師の赤井です。

今回は再生医療について話をしようと思います。


僕は大学院時代に顎下腺という唾液腺の再生について研究をおこなっていました。
そもそも唾液腺とは?という方もいらっしゃると思うので簡単に説明しますと、よだれが作られる工場です。

 

ではその唾液腺が損傷したらどうなるかというと、消化酵素であるアミラーゼで食物の分解が十分にされなくなるのでおなかの調子が悪くなります。
また、口の中が乾燥しますので口の中で雑菌が増殖しますので、結果、口が臭くなりますし、粘膜の損傷リスクが急激に高まります。


顎下腺を摘出しないといけなくなる状況は唾石や腫瘍などありますが摘出後の生活では唾液腺に代わる人工唾液では不十分なので唾液腺を再生させることができれば患者さんのQOLの向上にも寄与できるわけです。


あまり詳しく書いてもかえって解りづらくなりますので、簡単に言いますと、IPS細胞が発見されましたがそのままでは唾液腺にはなってくれないので、いろんな添加物を加えて顎下腺をつくっていくことを目的としていますが、研究をしても人体の奥の深さがわかるばかりでなかなか結果には結び付きませんでした。

 

歯を含む人体はとても複雑に作られています。
どれ一つをとっても雑に扱ってはいけないと思いますし、歯科医師として貢献できることは虫歯を治し、再発しにくい状況までもっていくことのみです。
あとは患者さんの皆様が、なにかあれば歯医者に行くではなく、なにかが起こる前に来ていただければと思います。
御多忙でなかなか歯科医院にいくのは面倒くさいと思いますが、よろしくお願いいたします。

投稿者: 徳重ガーデン歯科